歳をとっていくタレント 

どこまでも行きたいが気球は怖い

2013年9月20日 / by non02

子どもの頃から今の今まで、一度も空に夢みたことがないわけではありません。旅することができたらステキだなぁ…と、青く広がる大きな空を憧れたことはありました。

鳥のように翼をはためかせて飛ぶことはできなくても、空に近づいてみたい。空には負けるけれど、それでもやっぱり広い野原を軽々と越えてみたい。自分の足で歩ければ遥かな距離も、優しい風にのることができたら、おもしろいくらいあっという間なんだろう。青い空にぽっかり浮かぶ白い雲さえ、飛び越えてしまえるかもしれない。

果てしのない野原。高い高い雲。その向こうにはどんなものがあるのか、自分のこの目で見てみたい。

青い空もステキだけれど、星が広がる空も魅力的。宇宙こそ、遥かなるもの。星座の世界を旅することができたら、どんなに素晴らしいことでしょう。数え切れないとはわかりつつ、星をひとつひとつ数えながらそんなことを思う夜もありました。

でもその夢が叶わないことは、十分知っていました。たとえ叶えてやると言われても、喜べない自分がいます。

子どもの頃から今でも変わらず、私は高いところが大の苦手。屋上、観覧車、飛行機…。そういったところは全く平気です。そこから落ちる可能性がゼロなわけではないですが、足場が安定していたり建物など何かの中にいたりすれば、比較的安心していれました。

私が怖かったのは、自分でよく気をつけていなければいつ落ちてもおかしくない場所。たとえば、クレーンやハシゴなど。そんな私が「気球にのってどこまでも行ってみようか」と誘われたとして、大喜びで二つ返事ができないのは言うまでもありません。

確かに、空を旅してみたいとは思います。でも、夢に見ているだけで十分。確かに、果てしなさの向こうにあるものを見てみたいとは思います。でも、どんなものがあるのか想像しているだけでいい。確かに、きらめく星のすぐ側を通り抜けることができたら感動するかもしれません。でも、そんな自分をイメージしているだけでいい。

夢の全てが叶えば幸せかといえば、そうとは言えません。世の中には、見たり知ったりしない方が良いことだってあります。気球に乗ることは私にとって、楽しいよりも恐怖。「ラン ラン ラン」と歌いながら、気球に乗った自分を想像しては身震いしていました。

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